ABOUT DIAMOND / 4Cダイヤモンドについて-4Cとは
4Cとは、ダイヤモンドの品質を評価する国際基準です。
重さ(カラット Carat)、色(カラー Color)、透明度(クラリティ Clarity)、研磨(カット Cut)の4つから評価し、それぞれの頭文字を合わせて4Cと略されます。
CARAT
<カラット / 重量>
カラットは、ダイヤモンドの重量を表す単位で、1カラットは0.2gです。
重量が重くなるほどダイヤモンドの価値は高くなりますが、カラー、クラリティー、カットの評価と合わせて総合的に価値が決まります。
COLOR
<カラー / 色>
カラーは、無色透明に近いほど価値が高くなります。
無色透明に近いほど光を透過し、ダイヤモンド特有の妖艶な輝きが強くなります。評価は、DIAMONDの頭文字から取られた「D」を最高位として、黄色みが強くなる「Z」クラスまで、全23段階に分けられます。
CLARITY
<クラリティ / 透明度>
カクラリティは、ダイヤモンドの内包物や傷の多寡を測るもので、光の透過を妨げる内包物や傷が少ないほど、価値が高くなります。
ダイヤモンド内部の内包物・外部表面の傷ともに無欠点のFL(フローレス)を最高位として、全11段階に分けられます。
CUT
<カット / 研磨>
カットは、ダイヤモンドの研磨と形のバランスを評価する基準で、4Cの中で唯一、カット職人の技術によってダイヤモンドの価値が決まる要素です。対称度、厚み、仕上げの状態などで光をより正確に反射させることが評価基準となり、最高位の「Excellent」から「Poor」まで5段階に分けられます。
TREATMENT
<ダイヤモンドの扱い方>
使用後のお手入れ(乾拭き)
着用後は、柔らかい布で乾拭きをしてから保管しましょう。
使用後のお手入れ(洗浄)
食器用の中性洗剤を少量溶かしたぬるま湯の中に指輪を入れて、しばらくの時間浸します。その後、新しいぬるま湯でしっかりすすぎ、汚れを取り除きます。
洗浄後は、柔らかいタオルなどで優しく水分をふき取り、乾かしましょう。
市販のジュエリー専用クリーナーや超音波洗浄器を使用することで、より簡単に汚れを落とすことができます。
ABOUT PEARLパールについて
「月の雫」や「人魚の涙」とも称され、美しく清らかなものに例えられることが多い真珠。
水中で育まれた潤いのある光沢は、装う人の様々な人生の節目に優しく寄り添います。
PEARL TYPE
<真珠の種類>
あこや真珠(アコヤ貝)
真珠の母貝として有名なアコヤ貝は、日本国内に広く分布。「和珠」とも呼ばれ、古来より日本人に愛されてきました。サイズは6~8mmが主流で、上品に輝く繊細な美しさが人気。
珠の色はホワイト~イエロー系がメインですが、グリーン系やブルー系、ピンク系などもあります。
南洋真珠(白蝶貝)
10mm以上の大きな真珠を育む白蝶貝。主にオーストラリアで育まれている「シルバーリップ」と、インドネシアやフィリピンで育まれている「ゴールドリップ」の2種類あります。珠の色はシルバーリップがホワイト~シルバー系に、ゴールドリップがイエロー~ゴールド系になります。
黒蝶真珠(黒蝶貝)
黒蝶真珠の母貝である黒蝶貝は、赤道付近の温暖な海域に生息し、タヒチが主な生産地です。珠の色は神秘的なブラック系。ブラックの中にも赤・黄・緑等の様々な色味を含み、クジャクの羽のような色合いの「ピーコックカラー」が特に人気です。
ケシ真珠
一般的に核を入れて育む養殖真珠に対し、核がない状態で育まれた真珠をケシ真珠と呼びます。核がないため真珠は変形していますが、その独特の形と滑らかな輝きが魅力とされ、宝石としても高い評価を得ています。
マベ真珠(マベ貝)
マベ貝が育む半円の真珠。その美しさは「太陽の光」とも称され、虹のような色彩の美しい光沢が特徴です。マベ真珠は半円真珠の代名詞となっていますが、マベ貝以外でも半円真珠は作られます。
淡水パール(池蝶貝)
川や湖にいる母貝が育む淡水パール。日本では琵琶湖や霞ケ浦での生産が有名です。清楚な輝きとホワイト系やピンク系、オレンジ系などの多彩な色味が、シーンやファッションによって選びやすいと喜ばれています。
コンクパール(ピンク貝)
カリブ海に生息するピンク貝が育む真珠をコンクパールといいます。珠の色はピンク系を主流とした黄色~赤褐色系。巻貝ならではの炎のように見える火焔模様がはっきり見えるほど希少で上質と評価されます。
CHOICE
<真珠の選び方>
照り
真珠の輝きや光沢を「照り」といいます。真珠の美しさを判断する重要な要素であり、照りが強い真珠ほど、真珠に映る陰影が鮮明になります。
巻き
真珠層の厚みを「巻き」といいます。厚みのある真珠は「巻きが良い」と評されます。巻きの良い真珠は耐久性に優れ、光沢も際立ちます。
キズ
表面に自然にできる突起やくぼみを「キズ」と呼びます。自然が作り上げる真珠ならではのもので、数や大きさ、場所によって評価が異なります。
形
一般的に人気なのはラウンド(真円型)ですが、ドロップ(雫型)、バロック(変形)など個性的な形を活かしたジュエリーも真珠ならではのデザインとして愛好されています。
大きさ
同じ種類の真珠では、サイズが大きいほど高価になります。近年は小さな珠のネックレスもさりげないお洒落として人気があります。
連相
ネックレスやイヤリングなどを構成した際の真珠のバランスの良し悪しを表現し、統一感があるものほど「連相が良い」と評します。
色
真珠の色は大きく「シルバー系」「ホワイト系」「クリーム系」「ピンク系」「ブルー系」「グリーン系」「グレー系」「ブラック系」の9種に分けられます。真珠の色は様々で、色が複雑に混ざることで独特の色合いを放つ真珠もあります。
COORDINATE
<真珠のコーディネート>
<パールの長さ>
チョーカー
約35~40㎝の首に沿う長さ。お顔周りが華やかになり、上品な印象になります。
プリンセス
約40~45㎝の最もポピュラーな長さ。ドレスに良く映え、クラシカルな美しさを演出します。
マチネ
約50~55㎝の少し長めなネックレス。フォーマルにもデイリーにも合わせやすいと好評です。
オペラ
約70~80㎝の長めなネックレスは、縦ラインの効果で全身がすっきりと整った印象になります。
ロープ
約100㎝以上の長さ。二連巻きにして長さ違いにしたり、結んでアクセントを作ったりと様々なアレンジを楽しめます。
<シーン>
披露宴
華やかさがあり、ドレスに最も美しく合うプリンセスレングスがおすすめです。
お悔やみの席
色は清楚なホワイト系やグレー系で、一連ネックレスがおすすめです。二連以上のネックレスは「不幸が重なる」と連想させるので避けましょう。
パーティ
二連~四連ネックレスは、グッと華やかになります。ロープレングスなら二連巻きにして優雅に、結び目でポイント作りも自由自在。
カジュアル
ワントップ~数個の真珠をあしらったペンダントや小さい珠の一連ネックレスは、日常のさりげないお洒落にピッタリです。
TREATMENT
<真珠の扱い方>
使用後のお手入れ
柔らかい布で軽く拭き保管しましょう。
保管ケース
真珠は繊細な宝石なので、専用ケースでの保管が安心です。
メンテナンス
2年に1度、糸の通し替えなど専門店でのメンテナンスをお勧めします。
<真珠の美しさを保つために>
- 極端な乾燥や高温多湿、長期間日光が当たる場所での保管は避けましょう。
- 化粧や香水、ヘアスプレーは直接真珠に当たらないようにご注意ください。